2005.08.30

お誕生日おめでとう

2ヶ月とちょっと遅れたけど、彼氏くんに時計をプレゼントできました。
ついでと言っちゃなんだけど、自分用にも腕時計を購入。これで携帯時計とはさようなら。時間がすぐわかるようにサブディスプレイのついた携帯にしたのだけど、やっぱり時刻は時計で見るのが一番だ。ずっと携帯時計で来たもんで、しかもアクセサリーってあまりしないもんだから、時々忘れそうになってしまうけれど。自分の身だしなみをつい考えてしまう、ことができる。まあこの歳になって遅い話ではあるんだけどさ。

その日はいつものように洗濯やら部屋の片づけやらした後で、お昼ご飯の支度。
実家に帰ったときにおばあちゃん家からもらった夏野菜で麻婆茄子を作って、ひやむぎで食べることに。ピーマンだと思ってもらってきたのが実はシシトウだったとか言うオチがあって、やたらスパイシーな麻婆茄子が出来上がりました。何か手がヒリヒリすると思ったら、どうやらシシトウのおかげらしい。さすがに豆板醤は入れられませんでした。それでも美味しいと言ってくれた彼氏くんに感謝。

久しぶりにデートらしいデートしてきました。

ずっと、映画館に行きたかった。
電車男が見たかったんだけど、それ以上に気になった妖怪大戦争を見ることに。生涯3回目の映画館かつ地元の映画館に行ったのは初めてで、彼氏くんに手を引かれながらキョロキョロと挙動不審者、もとい、おのぼりさん状態。でもやっぱり映画館のスクリーンはいいですね。あと、音。迫力あるなあ。

子どもなら、純粋に冒険譚として楽しめる映画なんだろうけど、これって結構大人向けかもしれないね。ところどころに仕組まれた小ネタは、わかる世代じゃないとわからないかもしれない。意外にも容赦のないシーンが多かったのには驚いたけど、今ってそれだけ規制されたものしか放送されてないのかな。メッセージ的なところは、千と千尋の神隠しを彷彿させました。妖怪がちょっと好きになりました。

無駄に迫力あってすごいぞ。
ジンジャーエールを飲まずにいたら不味い水になってしまったよ。


そんなわけで2週間に1回のペースでデートしながら、少しずつ引越しの準備を進めています。結婚式は挙げないことになったけど、飲み会を開いてくれる仲間の人たちに感謝。たくさんいじってやってください。

着実に幸せに向かって歩いているのに、その分だけ影が長くなっていくのを感じてしまう。仕事をしていた方が楽しいかもしれない。結婚なんてメンドクサイ。生理が来ないのが怖い。

こういう風にドロドロと考えてしまうのは月の障りの兆候ではあるのだけど、どうなっているかわからないお腹に手を添えて、今はまだ生まれなくていいんだよと、呪いの言葉を吐く自分がいる。

結局問題なく乙女週間を迎える事ができた(ウチの周期は長いようで、どうにもヒヤヒヤさせられる)のだけど、身体を合わせることが少しだけ怖くなりました。以前にも似たような事があって、同じような事を言っていた気もしなくもないけれど。

高速を使えば一時間の距離。これを遠いと思うか近いと思うかは人それぞれだろうけど、自分にとっては遠いと感じてしまう。でもそう感じる事は実際の距離ではなく、心の距離なんだろうか。

時々、彼氏くんの存在を儚く感じてしまうことがある。そういうときは自分の存在とか、周りの存在とかを感じるのもひどく薄い。仕事にやりがいは感じているけど、そうやって没頭しているときに人間が見えなくなるときが多々ある。実は仕事に向いていない人間なのかもしれない。

そんなことをつらつら考えていた今日この頃。
もうすぐ秋だ。

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2005.07.30

なるほどシンドローム

ここ最近で色々な事が急展開して、今はただひたすら仕事に打ち込んでます。

以前着るときに胴に皺の寄っていた服がすんなり着れたので、
あれー?と思って体重計に乗ったら、落ちなかった2キロが落ちてました。
食べてはいるはず・・・脳が甘いものを求めるので割と偏食気味。
ただ、ここのところの寒天ブームもあってところてんが安く手に入るので、
それをモリモリ食べていたせいか。400gで98円ですよ奥さん。
安いのか高いのか?100円でおなかいっぱいになれる幸せ。

閑話休題。

相槌を打つときに、「なるほど」という癖がある。
言われるまで気づかなかったのだが、言われてみると確かに、
何かにつけて感心した時には「なるほど」と呟いている。

なるほど【成る程】 (三省堂辞典)

1.(副)
(1)相手に同意したり、自ら納得したりする気持ちを表す語。ほんとうに。たしかに。
(2)できるだけ。なるたけ。なるべく。

2.(感)
相手の言葉に同感である気持ちを表す語。

相槌を打つときに、「なるほど」という癖がある。
言われるまで気づかなかったのだが、言われて自分の言動に注意してみると、
確かに、1日2,3回は言っているようだ。
「なるほど」という言葉と共に、「確かに」も同意語だろう。
というかこのような文語的な喋り方をすると、なるほどとか確かにとか、わんさか出てくる。

プライドが高く、自己顕示欲が高い、そういうことなんだろうか。

喋り慣れていないというのは、つくづく思う。
方言で喋る時は本当に気を抜いている時で、何も考えていないし。
ウチが相手に与える印象は、人を寄せ付けない冷たさ。
穏やかな温かみのあるしゃべり方と言うのができない。
できないけれど、治さなきゃならない。
一年くらいかければなんとかなるかな。

場面場面で喋り方や書き方を臨機応変に変えていけるような器用な人間じゃないから、
いつもの喋り方を変えていけばいいのだろう。
だろうじゃない、いいのかな。だ。ブログだって同じ事だ。

まずは日々の言葉から「なるほど」を減らしてみるテスト。


言葉って面白いもんで、語尾に「な」がつくと丸くなるのはなんでだろうな。
「な」という文字は爽やかな青緑色の感じがするな。
不思議だな。

12:51 AM | COMMENT (0) | TRACKBACK

2005.06.20

忘れていたもの

お誕生日会を2人でやろうと計画していた週末。
けれど、お父さんの具合もあるからそれどころじゃなくなった。
本当は前日くらいまでもやもやもやんと考えていたのだけれど、事情が事情だからしょうがない。お誕生日会はまた今度、ゆっくりやろう。
そう納得させて、彼氏くん家に行くことにした。

新築したときには、どこもこういう講習会をやるんだろうか?
ちょっと遅れて行ったら、ガスまわりの手入れの仕方をやっていた。その後は床のワックスがけのことについても。実演を交えた講習で、他にも10組程の家族が熱心に聞いている。先に受けていたお母さんの手元には、住まいのお手入れブックが。引渡しの時や3ヶ月後の定期点検のときにも担当が説明してくれるとのこと。アフターサービス万全だなあと感心する。

講習会が終わりみんなが帰る中、担当の方に駆け寄り宜しくお願いしますと頭を下げるお母さん。律儀というか、決して礼を忘れない人だなと思うが、彼氏くんは話し好きなだけだと言う。・・・確かに、生まれはどこ?まあ私の地元と一緒だわ!とか盛り上がっている。
帰りぎわにエレベーターに乗ったときも、一緒に乗った男の子をキッカケに、見知らぬおばさんとの話にしばし花が咲く様子が微笑ましい。こういうのは田舎の醍醐味だよなあ。

その足で、お父さんのお見舞いへ。
エレベーターに乗りながら、病院に入ったのは何年ぶりだろうとか、ここは割合クスリ臭くないなあとか考えていたら、彼氏くんがつつく。
何かあるのかな?と隣を振り向くも、男の子が背中におぶわれているだけ。まだ幼いようで、指をくわえている。別に何も変わった様子はない。

「気づかなかった?」

エレベーターから降りて聞かれる。
何が?と返すと、「ゆうたちゃんだよ、今の」と。
中越地震で奇跡的に助かった男の子。こんなところで会うとは奇遇だねえ。
ひとまず本人が病気で病院に来ているわけではなさそうなので良かったよ。
ただまあ、もう一度会ったとしてもわからんだろうなあ・・・。
人の顔を覚えるのはホント苦手だなと苦笑い。

お父さんの病状は、まだ肌は黄色いものの、だいぶ元気な様子。
ご飯もしっかり食べるしよく話もする。
来客があるからと言って胆汁を取るためのチューブをしっかり隠しておく余裕まである。
そんなお父さんの世話を事細かに焼くお母さんの様子に、理想の夫婦像の姿を見る。
まるで子どもの世話を焼いているようだなあとも見て取れたんだけど。
何もすることがないからと2人して折鶴を折ったらしく、壁には鶴がいくつも連なっていた。お母さんに教えられながら一生懸命鶴を折るお父さんを想像すると、ちょっと可笑しい。微笑ましい光景だなあと思うと同時に、羨ましくも思う。
そんな2人を支えている彼氏くんに萌え。


阿吽の呼吸ができている家族の一員になるのは、実は結構難しいことかもしれない。

親戚の人だろうか、入籍したんだってとお母さんが話した。
自分の娘のように思っている彼女の、何気ない話。

「あの子はおばあちゃんに倣って煮物でもなんでもできるから、良いお嫁さんになるよ」

ウチには、ちょっと痛かった。
夕飯時のお手伝いは盛り付けと茹でたイカを切るくらいしかできなくて、気を抜くと幅もまちまちだったりして、嫁として基礎もできてないなあと反省しきり。
あてつけでないだけに、無意識な部分で期待されているというのを感じてしまった。

前回、結納が終わってから初めて行ったというのに手ぶらで来てしまって、
これはいかんと思いつつ、今回は新茶を持って行くことにした。
いつも美味しいお茶をもらっているから、しっかり試飲して美味しいと思ったお茶。
そんなに高くて高級なものではないけれど。
お母さんはちょっと困った様子で、お金使わせちゃったねと何度かウチにつぶやいた。

何かを持ってくるということがほとんどなかったからなあ・・・。
逆にひどく気を遣わせてしまったんだろうか。それとも慣用句みたいなもんなんだろうか。多少混乱したけど、いいさ。慣れないことは慣れるまでしてやるさ。


落ち込んでる場合じゃない。

09:33 PM | COMMENT (0) | TRACKBACK

2005.06.14

だから私は歩いていける

昨日の続き。
今日は恥じらいもどこへやらの18禁のかほり。

彼氏くんの家は、うちがいつも起きる時間より1時間ほど早い。

ねむー。だるー。としばらくごろごろしていたけれど、仕方がないので低血圧の体を起こす。この辺の「仕方なさ」は、子どもが泣き出す時のような感覚なんだろうか。小さな子どもは、泣いていても仕方がない時は泣かないらしい。迷子の子がセンターで気丈にしていても親が来れば泣き出すようなもの。
そんなことをぼんやり考えながらもそもそと普段着に身を包む。

結局その日はお留守番な感じで、前の日にもらってきた資料やらゲームやらを眺めながら家でごろごろしていた。
それにしても筋金入りのエロ彼氏くんが手を出してこないのが不思議だったのだが、どうやら調子の悪いウチの体を気遣ってのことらしい。確かに、だるくて重い身体じゃ、感じるものも感じない。これは珍しくナシかなーと踏んでいたけれど、ウチらはそれなしの逢瀬というのがなさそうだ。

肌を合わせる事って必要なんだなとしみじみ思ってしまう。
本能でやっていることとはいえ、理性があるから楽しめるのもあるんだろう。
数年前までは自分と行為に及んでいる男を見ているのが面白かった。見ているといっても頭から終わりまで目を閉じているから適当に相槌を打ちながら遊んでいただけで、自分が主体的になる事なんてなかったんだけど、今は違う。
自分が昇華していくのって、なんて気持ちのいいことなんだろう。

風邪は人にうつすと治るというけれど、そんな勢いで調子の悪さも復活する。
だけど相手はけろりとしているので、風邪をうつしたわけではないらしかった。
あとはこのグスグスだけがなんとかならんかなーと鼻をすすりながら相変わらずごろごろしていたら、ふと彼氏くんが起き上がり、意味深な表情をこちらに向け、背もたれのついた座椅子に胡座をかいた。

何を言おうとしているのかはわかる。
わかるけど、今日は鼻水が激しいんだよ。
だから今日はやめとこうよ。

そんなメッセージを発したつもりで、背中を向けて胡座の上に腰を下ろす。

「・・・違うって」
「何が」

どうおねだりしたかは本人の名誉に関わるので伏せておくとして、しょうがないなーと振り返ったウチの目に飛び込んできたのは、少年の目をして心から喜ぶ笑顔の彼氏くん。
子どもが自分の誕生日に大きなケーキが出てきた時とか、起きたら枕元にクリスマスプレゼントが置いてあった時とか、大好きなハンバーグが夕飯に並んだ時とかに見せるような類の笑顔。決して下心たっぷりの大人の笑いではなく。
そんな風に喜ぶなよなと思わずウチも笑ってしまって、今日はちゃんと出すもの出させてあげようと、怒張したそれをゆっくりと口に含んで、味わうようにねっとりと舌を絡める。
あっという間に登らせるより、じりじりと攻めたほうが気持ち良い時間が長続きするから良いんじゃなかろうか。そんな持論でもって、結局この日も開放に至らず。
いや、どういう体勢してたって鼻水がすごかったんだから。それ気にしながらじゃ集中できんて普通。

結婚しても夜(昼間っからやってるわけだが)の営みは大切にしたいなあと思う。
もしそれがなくなってしまっても、いつも手はつないでいたいと思う。
恋人兼夫婦のような関係が理想。彼氏くん家の両親のような関係が理想。
この人に、この家族に会えて良かったと、しみじみと思う。それが親孝行である気さえする。

素敵な人に巡り合わせてくれたご両親に感謝。

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まあ、週をはさんでしまったわけですが、この話はこの辺で終わりです。
特別にこの日の事を記しておきたかったというわけではないけれど、
お父さんの一件でそう思ったのは少なからずあったのかもしれない。
文体が滅茶苦茶なのでそれを試行錯誤するようないい機会になったかもしれない。
とりあえずパソコンの前に座る時は毎日書こうと思ったのが1つと、
出来事を詳細に書いてみたかったというのが1つ。

友達にブログ書いてる?と何気なく聞いたとき、
いや、あんな恥さらしのモノ書けないと返って来た。
一理ある。というか的を得ていると思う。
こんなことを書いたところでネットの肥やしになるだけだしな。
その辺は書く方の考え方なんだろうという事にして、もうしばらくブログの書き方を考えていくことにしま。

07:17 PM

2005.06.11

自分の居場所を見つけた気がして

昨日の続き。

お父さんは用事で出かけたため、出来上がった夕食を3人で囲む。
自分は普段、よほど小食なのだなと思う。酒を片手にポテトサラダをつまんでいただけで、すでに胃がキツイ。

このビールもどき、「のどごし<生>」は彼氏くん家には「薄いビールみたいだ」「なんだよ“その他雑酒”って」「ていうかマズー(゚д゚)」と大不評。でも(お父さんが)たくさん買ってしまったので、仕方なく消費しているとの事。
飲みやすくて、ウチは嫌いじゃない。ビールの苦味がどうしても苦手な人にはオススメかも。しつこさがないというかなんというか。言い換えればコクがない?
最近はビールより発泡酒が好きだからなあ。グリーンラベルとかアクアブルーとか好き。

でもやっぱり一番は梅酒。
秘蔵の梅酒を出してもらい、お湯割りでいただく事に。

梅酒はロックよりも断然お湯割。香りがいいので一番好きだ。
ここに干し梅入れて呑んでも美味しそうだなあ。
結婚した暁には、梅酒の造り方もマスターする予定。
アルコール度数30%以上の酒を平気で飲む姿を見て「あんた酒呑みだわ~」とお母さんに言わせたものの、体の不調が祟ってか、撃沈。

普段は梅酒で酔ったりしないのにとか、横になりながらもけもけしていたら、
結局胃の容量も足りず、鯛めし完食ならず。次の日のお昼にいただく事にした。


頭痛と倦怠感を引きずりながら、揺れる世界でなんとか体を起こす。
今は自分が弱っている場合じゃないのだから。
甘えている場合じゃないのだから。
彼氏くんが心配するべきは、自分でなくてお父さんなんだから。

そんなことを考えながら、ふらつきながらもお風呂に入る。
ある程度回復はして、お父さんも帰ってきて、
少し話をしてからおやすみなさいを言ったはずなんだけど、あまりよく覚えていない。
とにかく早く眠りたかった。

もう寝るのかよーと彼氏くんは口を尖らせていたけれど、
ウチの絶不調ぶりに仕方なく布団に入る。
布団はひとつ、枕はふたつ。もういつものことだ。
付き合い始めて最初のころは、窮屈で眠れやしないだろうと思っていたのに、
今はこれが一番落ち着いて眠れるのだから不思議なものだ。
眠りの深さは1人の方が深いのだろうけど、入眠までの時間は短い。

短いはずが、彼氏くんがしっかり起きているのですぐに夢の中というわけにもいかず。
確かに疲れていたけれど、こうしている時間の方が夢心地で、もったいなかった。
そうしているうちに、色々思い出されてきて、溢れる感情は涙になる。
いつも1人で泣いてばかりいたけれど、今日は「会いたい人」が隣にいる。
名前を呼べば、返事がある。
そのことが嬉しくて、さらに胸がいっぱいになる。

よくわからない感情なんてあるはずないと思っていたけれど、
本当に人を好きになるのってこういうことなんだろうかと思う。

アルコール分が涙と鼻水になって出たんじゃないかと思うほど泣いてスッキリしたウチは、
ほどなくして眠りにつくことができた。

09:05 PM

2005.06.10

なんでもないことが幸せだと思う

昨日の続き。

家に着くと、お父さんの車があった。
どうやら先に戻っていたようだ。でも電話はなかったし・・・
動転しそうになる気持ちを抑えながら、ただいまーとお邪魔する。

真っ先に居間に向かったら、何てこともなくいつもどおりなお父さんとお母さんの姿が。
挨拶や会話もしっかりしている。ひとまず良かったと、気が抜けた。

「電話くらいするもんだて~」なんて逆に言われる。それもそうだ。
ひたすら電話が来るのを待ち続けていただけで、掛けるという考えがなかった。少なくともウチは。いくら式場で打ち合わせがあったとはいえ・・・それだけ緊張していたのかもしれない。

検査の結果は、胆石なんじゃないかとのこと。そしてしばらくの入院確定。
今って絵つきでカルテを出してくれるのか?診断書は詳細にいろいろな事が書いてあった。
その中に気になる言葉。石なのか腫瘍なのかは更なる検査が必要との事。
まずは体内に回った胆汁を取り除いて、それから精密検査に入るらしい。

地震もあったし、家のこともあったし、引越しもあったしで、
心労が重なったんだろうという結論に。だからゆっくり休むいい機会だ。

男は寡黙であるべきだというのが信条なのか、そういう教育をされてきたのか、普段は無口なお父さん。体調が悪い時も、どこかが病む時も、まったく口に出さないらしい。一度胃潰瘍を患ってからは自分でぷらっと病院に行くようになったという。
そんなお父さんの性格を知っているから、お母さんも彼氏くんも、口裏を合わせてうるさく言わないようにしている。でも心配なのは変わらない。

「あれだな、体の調子が悪いときはそう言わんばならんな」

なんてことを、お父さんの口から聞いた。
周りにはお母さんも彼氏くんもいないわずかな間に。

「そ~いがよー。みんな心配してるんだからね」

ウチもわかりきっている事をつぶやいた。

お父さんの具合も良いので、彼氏くんの運転でお母さんと3人で夕飯の買い出しに。
今までお客さんでしかなかったけれど、結納を終えて迎えた今日この日。以前、手伝ってくれるのは嬉しいけどよそ行きの服が汚れるから・・・という話を彼氏くん経由で聞いてから、今度はしっかりとお手伝いをしようと、エプロンを準備していたのだけれど。しっかり置いてきてしまったこの間抜けさ。
かといって諦めるわけには行かないと、買出し先の大きなスーパーで、お母さんの目を盗みつつ、エプロンを購入。(「りょうりいよく」+10「にいづまど」+1)熟練度はまだまだ足りない。

ひととおり買うもの買って荷物を積んで出ようとしたところ、カートを押す彼氏くんの後を歩いていたら、何かが落ちた。お父さんが入院する時に使うための湯のみだった。
新聞紙で巻いてある上に出入口のマットのところにぽてっと落ちたので、触った感じ壊れてはいなそうだったんだけど。家に帰ってあけてみたら、見事に割れていた。

夕ご飯は、鯛めしと蜆のお味噌汁と赤カレイの煮付け、そしてポテトサラダとごま豆腐。ウチは教えてもらう事に徹した。貝の砂だしからウロコ取り、鯛めしの炊き方。
料理は好きでもじゃがいもの大きさがバラバラになるような大雑把過ぎる嫁に、お母さんは少しだけ呆れていたみたいだけど、笑いながら教えてくれる。それも楽しみのひとつらしかった。

あとはお味噌汁だけだしちょっと早いから休んでていいよ、というお母さんの言葉に甘える事にして、ようやく彼氏くんの部屋でのんびりする。
睡眠不足の上に風邪気味だったのもあり、買い物から帰ってきてすぐの立ち仕事がこたえたのか、ひどく足腰が痛かった。弱ってるなあ。

部屋では大きい子どもが畳の上を占領していた。
男はいいよなー。仕事ない日はこうやって寝そべってご飯が出てくるの待ってりゃいいだけだもんなー。とか思いながら、隣にごろんと寝そべる。

腕枕の手に自分の指を絡めて、そこでやっと一息。
やっぱり隣にいるのが一番落ち着くね。

08:45 PM

2005.06.09

ゆるやかな階段をのぼっていき

昨日の続き。

お昼までに時間があったので、ぷらぷらと買い物に出かける。
何かあれば彼氏くんの携帯に連絡が来るはずだからと、
ひとまず久しぶりのデートを楽しむ事にした。

お昼は、挙式会場に決めている、ホテルのレストラン。
たまには上質なランチでも、ということなんて、ウチらにはありえない。目的はカレーを食べる事。でも、とにかくカレー好きなカレーカップル!なんてこともない。
レストランのカレーに使われている肉の質で、披露宴の料理の肉質がわかるということだ。ステーキを食べるには財布が寂しい、そんなときにオススメの手段。まあ、ホテルのレストランだから通常より200円ほど高めだけど、試してみる価値はありそうよ。

背広の男性やお洒落した女性が優雅にランチを楽しんでいる、そんな中で、
ウチはジーンズ、そして彼氏くんはTシャツ。
・・・まあ、カレーだしいいやね。でも今度はそれなりに着てこようか。

料理の結果は上々でした。これなら披露宴の料理は喜んでもらえそうだ。
それにしても、カレーとごはんが別々に出てくるのって、高級っぽいけどどうも慣れません。

そしてこの日の主目的である、初めての結婚式の打ち合わせ。
担当の方と会い、披露宴の出席名簿が最初の仕事と伺った。
招待状のデザインの選定もほぼ同時進行。
プランに入っているので、ホテルに任せられるところは任せようと思っている。
今のところ、2人合わせての合計が90人弱。けじめをつけて声を掛ける必要がありそうだ。
宿泊のことや、プランの内容、BGMのことなど、気になっていたことは全部聞いた。
特にメモはしていかなかったけど、疑問に思った事は何でも尋ねた。
担当の方もすぐに返答をくれるから、スムーズに準備を進められそうだ。
ということでちょっとメモ。

・招待状と席札などは別のデザインでも可
・式の進行はある程度順序を入れ替えられる
・生ピアノ演奏可能。演出で使ってもOK

かなりのデザインの中から、和風のものが目に入った。なかなかよさげだ。
これは招待状が届いてのお楽しみ。

そしてカラーコーディネートに迷う。
青、白、黄の3色を使いたかったんだけど、赤を入れたい。さてどうしようか。
ワンポイントで使う分には良いかもしれないけど、どうせなら使いたい。
青は沈静色だから、メインの色にはしたくない。イマイチ盛り上がりに欠けるから。
そして挙式の季節は秋。この3色は夏の色なんだよね。
やはりここはいっそのこと、色の選択から決めなおすか・・・。

考えなければならないことは多いけど、考える事が楽しい。
2時間ほど話をして、家路についた。

電話はまだ、鳴らなかった。

09:03 PM

2005.06.08

物事はゆっくりと歩き始め

今日は久しぶりにそっちの話。

彼氏くんとはしばらく1週間に1回は会っていた。
それがさらに1週間開いてしまっただけで、身体に変調をきたしてしまった。
仕事をしようとしても気が入らなくて、じっと画面を見つめていただけの自分に気づく。
会えない事がストレスになっているのか、夜はさっぱり眠れない。
睡眠不足は頭痛やら腹痛やら全身倦怠感やらをもたらしてくれた。

会おうと思えば会える距離だけど、実行しなかったのは、仕事を選択したから。
それでも夜になると、姿を求めてしまう。
寝付こうと電気を消して布団にもぐりこんでみても、手のひらが寂しい。
だから、自分の左手を重ねてみる。自分の指はこんなにも細かったか。
返ってくるはずがないとわかっているけど、小声で名前を呼んでみる。
そんなことをしたって、孤独感を募るだけなのに。

だからしばらく泣き寝入り状態で過ごしていた。
時期とはいえ、今までこんな事はあっただろうかと思う。
愛しいというのはこういうことなんだろう。


それで、久しぶりに会いに行った先週末。
いつもの電車だからいつもの時間にと駅で待ち合わせていたけれど、
その場に車はいなかった。だからしばらく待ってみる・・・こない。
久しぶりに会うのに遅れてくるとはどーゆーこったい!とか、
柄にもなくムカムカして、着いたよと言う意味でワン切りコールを入れる。
それからほどなくして到着した彼氏くんから、突然の事実を告げられた。

「親父、全身に黄疸が出て、今病院行ってるんだ」

そんなことを言われた。
振り上げた拳のやり場に困った状態というか、複雑な思いで話を聞く。
ヘタをすれば急性肝炎かもしれない。最悪膵臓ガンという事も。
考えは悪い方にばかり転がっていく。
もしかしたら紙にハンコつくだけになるかもしれねーな、と彼氏くんはつぶやいた。

せっかく、ウチにもお父さんができるのに。
でも寿事には忌事がつきものだっていうし・・・もしかしたら。
なんて事を考えてばかりいたんだけど、ウチが沈んでもしょうがない。
ツライのは家族である彼氏くんなわけだし、お母さんなんだから。

倒れたわけでもないし、自分で車に乗って病院に行ったんだから、大丈夫だろう。
そう信じて、当初の目的である結婚式の打ち合わせをするため、
会場のホテルに向かうことにした。

08:36 PM

2005.05.09

母の日のありがとう[198日目]

母の日のありがとう

立夏の5日、天候に恵まれたその日に結納してきました。
前日にはお店に顔を出し、スーツを合わせ、部屋を片付け、打ち合わせ。
大した打ち合わせをすることもなくて、何を言えば良いかもわからないまま、当日は早めの朝食を食べ、彼氏くん一行を家に迎える。

上座と下座を確認しながら部屋に入って、仰々しく差し出された結納品。簡略化されているといっても、充分に豪勢な品々。緊張はしないだろうと思っていたのに、それを見て背骨がきしんだ。
けれど常套句も何もなく、よろしくお願いしますと三つ指突いて、双方頭を下げあったところで「お茶にしよう」と、やっとうちらしく。
緑茶を用意しようとしたうちの母に、「差し出がましいかもしれないけれど」と彼氏くんのお母さんが取り出したのは桜のお茶。
こういうおめでたい場では、緑茶などの葉もののお茶は「濁す」ということで桜茶や昆布茶を飲むとのこと。その博識さに感動するやら、うちの非常識さが恥ずかしいやら。
けれど、こういうことを教えてくれるお義母さんが嬉しくて頼もしい。こういうことをこれからどんどん教えてもらえるのかと思ったら、ちょっとわくわくする。

場所を変えて予約しておいた小料理屋へ。
しょっぱいものがかなり塩辛かったんだけど、お赤飯やお頭や、折り詰めをもらって満腹満足。
このときにもらった鯛のおかしらも、骨を取って身をほぐして、ご飯を炊くときに入れて鯛めしにするといいよと教えてくれたのもお義母さん。

後にうちのおかん曰く、あの人は口うるさい人だけど根に持たない人だね、と。何でも言ってくれるからたまにやかましく聞こえるかもしれないけど、素直に聞けばちゃんとしたことを言う人だと思った。
ウチの親もそうなんだろうなあとも思えた。

婚約指輪はなしにした。
ウチにはクリスマスにもらった素敵な指輪があるし。
何より、もらってもしまっておくんじゃ意味がない。
でも母は、あとで私の指輪あげるよとこっそり言った。離婚はしても大切に持っている、小さなダイヤの婚約指輪。少しだけ、寂しそうだった。

結納返しはできない旨を事前に伝えていたから、結納金もないだろうと思っていたのだけれど、あとで見てみたら大層な額をいただいてしまった。一番上が汗でくしゃくしゃになるくらい、何度も数えた。(そのあとで、番号見れば良い事に気づく)
これだけの価値が自分にはあるのかと、これだけ期待されているんだなと、少しプレッシャー。でも緊張を楽しんでいくのが一番だな。

“このお金で結婚の支度をしてください”という意味の結納金だと結納返しが必要になるらしいけど、そういう意味のお金ではないからと、先方の配慮が嬉しい。何て言ったか忘れてしまったのは、結納金をいただいた事に舞い上がってしまっていたから。

この日から、ウチは彼女ではなく婚約者になった。

5日のその日に帰らなければならないので、母の日には花を郵送で送ろうかとも思ったけど、結局、最近はまっているHTMLメールを送ってやった。
それが冒頭の画像。コレを背景に配置して、メッセージを書く。ついでにmidiなんかも鳴らしてみる。

結納も済んで、彼女から婚約者になって、結婚するんだなあってことを実感しています。大した親孝行もできてないけど、幸せな結婚をすることが、唯一の親孝行かな。
結納が終わってみんなが帰ってから、「おまえは自慢の娘だよ」って言ってくれたのがすごく嬉しかった。
みんなが自慢できるような、幸せな夫婦になるよ。

結納が終わった後で、ケーキをつつきながら、2人して話をした。
いつもしょうもないとか、だらしがないとか、そんなんじゃダメだとか、しょっちゅう怒られ続けていたけれど。自慢の娘だよ、なんて言葉をもらえたのは初めてで。親から見ても成長できたのかなあと思う。変われたのは自分だけど、自分だけの力じゃないことはよくわかる。
昔話をしていた母親は、胸がいっぱいになったのか、ポロポロと泣いていた。離婚は、費やさなくてもいい相当のエネルギーが必要だからと。

母親は、父親が悪かったにも関わらず、とにかく必死で頭を下げた。うちらのためでもあり、まわりのためでもあったから。そこにはどれほどの気持ちがあっただろうかと思ったら、ウチも胸が熱くなった。
お父さんは優しい人だから、と母は言う。だからウチらもお父さんのことを好きでいられる。

結納が終わってから、父親にメールした。

結婚して嫁として向こうの家に入れば、いろんな所に気を使わなければならなくなります。
今のうちに楽しんでおいて下さい。
なにもしてやれないが、幸せな時はまあいいでしょう。
何か困った事があったらいつでも力になります。
体だけは気をつけて。
幸せの基本は健康な事です。

どこかそっけない言葉。それでも心強い言葉。
ウチにはちゃんとお父さんがいる。

母のような母親になりたいと、強く思った母の日でした。

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2005.05.03

事故と言う悲劇

彼氏くん家でテレビを見ているとき、
ニュースになれば必ず報道されている4月25日の列車事故。

もういいかげんにしたらいいのに、と、お母さんがつぶやいた。気分が滅入ると。


JR西の社長が社員に訓示をしている(?)時の映像があったけれど、
目線は下ばかり見て、文章を読んでいるだけじゃないか。

もう少し「人」を見ることはできないのだろうか。
こういう人らは苦手かもしれないけど、不可能ではないはずだ。
言葉がつっかえたっていい、泣いたっていい、
遺族の心に届かせるには、まず自分から心を開く必要があるだろう。
謝ると言うのはそういうことなじゃなかろうか。

起こってしまったものは、仕方がない。
このような事故を二度と起こさせないように改善していくことで、
それを一般に明示していく事が必要なんだと思う。


JR西の売上は伸びてきていたらしいけど、それを光とするなら、
対になる闇もひときわ濃くなる。無理なダイヤなどがそうだろう。
社員教育の酷さもそうなんだろう。

この闇の部分に光が差した。
この光をまたうやむやにされるかどうかは、光の側にいる人次第。


けれど、ウチは自分勝手だから、多大な犠牲を払って生まれた一条の光を、
広がっていけばいいなと思いはしても、広げようとはしない。
全員が行動すれば何かが動くのは知っていても、自分の生活を大事にする。
まさに対岸の火事なのだ。
そうか、地震の時も、こういうことだったんだなとぼんやり思う。


ゴールデンウィークが始まったのに、事故のニュースは絶える事がない。
交通事故という言葉が、どうしても列車事故を連想させる。
せっかくこうやって生かされているのだから、
何を差し置いても安全運転は忘れちゃならない。


亡くなられた方の、ご冥福をお祈りします。
来世には、ずっと幸せな日々が過ごせますよう。

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2005.04.21

自分のために生きているより[180日]

月初の話なんだけど。

誰かのために生きないと人生楽しくないよねとか、自分のために生きては行けないなあとか、朝から疲れている同僚が、帰り際にこぼした。

生きていくのはひどくメンドクサイけれど、
死ぬのはそれ以上にメンドクサイ。

誰かのために生きていくのは、生かされている感じがするね。
それはそれで良いと思うけど、やっぱり、
自分のために生きなきゃいけないのもあるし、
誰かのためだけに生きていくことはできないから。

ウチはそのとき、
彼氏には、自分のために生きることの大切さを教えてもらったよと、
照れもせず真顔で答えた。

頼れる誰かがそばにいるというだけで、生きているのが楽しい。
つまらないと感じているのは、世界には自分だけと感じている。
そういうことなんだろうか。

よく拝見しているブログで、興味深い内容がありました。

はぐれ獣医 純情派~異論!ワン論!Objection!~
心の処方箋~「人生の安全運転」を!~

「女性は愛情によってうつな気分が消失することが多く、愛情関係が大うつ病を予防する盾となるが、男性には何ら役割を果たさない」
ということが、米バージニアコモンウェルス大学の研究で明らかになった。
愛しの彼から受け取る「愛情」が「治療薬」になるということだが、男性は別みたいだ。
そんな男性も含め注目されているのは「認知療法」である。

生理前に躁鬱状態になる、所謂「PMS」持ちの自分は、いくら気が立っていても彼氏と会うと落ち着く。PMSは好きな人と一緒にいれば和らぐというものでもなくて、ウチの場合は多少離れているから有効なんだろうと思う。
ご飯を食べてしばらくすれば、心地良くてしょうがない。

でも男性にとってはそれほど有効でもないのかあ。
あくまで鬱に対するものであるから、会うと気分が昂揚するとかいうのはまた別の話だと思う。鬱状態になってしまったら、根が深いのかな。
認知療法があるとはいえ、女性のできることがあまりないのって、なんだかツラいなあ。

08:35 PM | COMMENT (7) | TRACKBACK

2005.04.11

命言集・4月9日土曜日

「何にも変わらない日常だよ」

この間の土曜日は見事なまでにPMSのイライラの絶頂期で、
語気の荒いお客さん対応で身体が震えてうまくしゃべれないほどで、
(結果的にその対応は解決できたから良かったんだけど不信感与えちゃっただろうなあ…)
その辺のストレスも相まって、彼氏に当り散らしてしまった。

相手ももうその事はわかってて、時期だからしょうがないって思ってくれるんだけれど、こっちとしてはその理由すら腑に落ちない、異常な状態。
何を言われても気に食わない状態で、とにかく否定してしまう矛盾だらけの天邪鬼。

特に今回は向こうもちょうど落ち込んでた時期。
仕事してもうまくいかない、家に帰っても親と口論。
そんな状態でウチのイライラを受け止める事ができるはずもなく。
そして、そんな相手を受け止めてあげることができなかった自分にも腹が立つ。


そんなときに、言われた言葉。
「大丈夫」だけじゃ嫌味にしか聞こえなかった。
「ちょっとこじれたけど、何にも変わらない日常だよ」
そう言われて、嬉しくて、泣きながらつき返した。

そして昨日、やっと言えた。

「ごめんね」


 ・
 ・
 ・
携帯の音質は悪いから、あまり電話するのは好きじゃないんだけど、
それ以上に、電話代が高くつくのがどうしても気になったりして。
52分で2080円。
ごめん、やっぱりskypeがいい・・・。

12:18 PM | COMMENT (0) | TRACKBACK

2005.02.07

続・こっぱずかしい話[108日目]

日曜日は睡眠不足解消の為にひたすらに寝ていて、
見事に18時間睡眠をやってのけた。

昼間に一度起きてメールを見たり打ったりしたのだけれど、
暖かかったせいかまた夢の中へ。
ゲームや小説にしたら楽しげな内容満載だったのに、
どうせ覚えてるだろうからとメモしなかったらすっかり忘れてやんの。
もったいない…。嗚呼もったいない。

その少しだけ起きた時間に、メールを見た。
「がっくりしすぎて首がもげた」と入っていた。
朦朧としているのもあって、なんのこっちゃいと送って撃沈したのだけど、
そうか、前回の一番最初の文章がいかんかったのだな。

好きは好きなんだけどね、それだけじゃなくてね。
好きとか愛してるとかそういう言葉で言い尽くせない何かがあって、
それで「しっくりこない」って話。

うまく行ってないわけじゃなくて、うまく行き過ぎて怖いくらいだ。
今日の夕方も、メールの送信時間がニアミス。
そんな電波時計のように波長の合うことが度々ある。

バイオリズムも合うらしくて、どうも最近、
相手が凹んでると自分も苛々していたりするようだ。
それはウチがそう感じているだけかもしれないけれど。
これって2人して凹んでるからカッチンコするように思うけど、
意外にも、相手の状況がわかると自分にゆとりが出てくるんだよね。
相手を許容する事が大事なんだろうなあ。

で、こんなにも絶妙なバランスが崩れた時、
どうなるだろうとか思うけれど、想像つかない。つかないだけに恐ろしい。
考える必要なんてないかもしれないんだけどね。
揺れない土台を作っていこう、そんなことを言われそうだ。

08:23 PM | COMMENT (0) | TRACKBACK

2005.02.06

こっぱずかしい話[107日目]

「彼氏を好き」だというコトがイマイチしっくり来ません。

結婚するってことで人間も増えるから、家を新築してくれることになりました。
ウチが入るからってことだから申し訳ないけれど、それ以上にありがたい。
で、半年以上仮住まいすることになって、ネットもしばらく使えないとのこと。


普段、ウチからメールを送ることはほとんどない。
何を送ったらいいのかよくわからない。
何でもいいと言うけれど、おはよーとかおつかれーしかないような。
雑談は嫌いじゃないんだけど、考えてみたら職場でしてないなあ、ここんとこ。
暇があったら仕事仕事!てな。

さすがに一言だけじゃ逆に寂しいだろう。だから送らないという選択肢を選ぶ。
毎日の面白いことを見つけられれば良いんだけどね。
なかなかそういうこともしなくなった。

そういや、うちらはネットで出会った仲。(この間寿退会届出しますたw)
メールを交わしていた頃は、10KBもの内容をやりとりしていたというのに。
状況は今だって大して変わっていないはずなのに、不思議なもんだね。
それだけ蔑ろにしてしまっているのかもしれない。

疎遠にしてしまうのは、ネットで出合ったから、という理由はどうかと思う。
あれは縁でしかないから、原因はウチの性格的なものだろう。

そんな状況で、引越しして、数日間ネット死することが間近になってやっと、
ひどく寂しくなった。我ながら身勝手だ。なんでも亡くしてから気づくタイプ。
幸いな事に、今回は亡くしたわけではないのだけれど。

この機会に、1年前のように長いメールをやりとりするのもいいかもしれない。


メールはともかく、電話は嫌い。
携帯のキャリアが違うせいもあるのか、声がちゃんと聞こえないのだ。
だからかな。距離をひどく感じてしまう。あとは金銭的問題ね。無視できんからねこれ。
連絡事項があるならともかく、電話でも雑談ってしにくいな。

なんだかな、何も言わずに隣で寄り添ってるのがいいなと思う。
体温が良い。冷え性の自分にはいいアンカ。
匂いが良い。煙草臭いけど。
雰囲気が良い。抱きしめられるよりも包み込まれている気分だ。

そういう風に思うから結婚を考えたんだろう。
予想できなかったことでも実際に起こるもんなんだな。


「守る」ってどういうことなんだろう。
ウチは不摂生生活を送っているからいつ倒れるかもわからないし、いつ事故に遭うかもわからない。誰から恨みを買っているわけでもない(と思う)し、攻撃を受けているわけでもない。
そんなことを考えつつも、精一杯守られていることが実感できる。
恋愛において、守ると愛するは同義語かもしれないね。
守られてるなあと思うから、愛しいと思えるのかもしれないね。

たまにはウザったいと思う。
上から見られてるように思えて居心地が悪い。守りが堅くて息苦しい。
そういう時は大抵、ウチがコドモなのだ。

逆に、相手をカワイイなあと思うときは守ってやりたくなる。


そういうことなんだろう。

酔わないと素直になれねえなあ。

12:51 AM | COMMENT (1) | TRACKBACK

2005.01.24

そうか躁鬱状態か。[94日目]

昨日ブログを書き終えた後で彼氏に電話した。
バッテリーの調子だろう、切れて繋がらなくなってしまうまで40分強。
自分にしては長い方だ。
ただ、その間にどれだけ喋っただろうか。

仕事が楽しくてしょうがない。
でも、それを阻害されるのがひどく癪に障る。
心配してくれるのはわかるけど、正直なところ煩いと思った。

PMSの時期が来ればまた凹むんだから、今のうちに体調管理しておけとか、
仕事は仕事で割り切っても良いけど新年の抱負はどうしたとか、
言われるたびに言葉に詰まる。
それが正しいから、何も言えなくなる。

わかったとは言えない。
ごめんとも言えない。
口をついてでるのは「でも」ばかり。

何で意地張ってるんだろうと、ぼんやり思う。
素直になりさえすれば、全部解決するのにね。

昨日も早く寝ようと思ったけれど、努力して床についたのは24時前。
それからやっぱり眠れなくて、睡眠薬代わりに熱燗呑んでみたり。
朝は5時半にメールの着信で目が覚めて、起きてしまったので6時に出社。

なんだか悪くない気分なんだ。
仕事がさくさくはかどって、あれもこれもできてしまった。
頭がフル回転して、プログラムがサクサク組める。確認する余裕すらある。
上司の提案にだって、先を見越した発言までしてしまう。

ただ、うん、たまに焦点が定まらなくなったり、画面が異常に明るく見えたり、
頭の中にホワイトノイズが流れているように何かサーっという感覚がある。
そして少なからず強迫観念みたいなものがあって、早く早くと急かされているようでもある。

躁鬱病でググってみた。
彼氏がメールをくれるまで気づかなかったけれど、
実はこういう症状が、躁状態にピッタリ当てはまってしまった。
誇大妄想までは行かなくても、寝なくても平気ってあたりからII型に当てはまるようだ。

躁状態はハイテンションがずっと続いている状態。
脳内分泌物質が過剰に出てるから、薬物をやったときと似ているんだろう。
一見悪いどころか素敵過ぎるように思えるけれど、つまりは休みが取れない状態。
人間って無理をしないように無意識のうちにコントロールしてるけど、そのブレーキがきかない状態なんだろうなあ。エネルギーを使い果たせば、あとは補給すらできにくくなる状態に。これが鬱の状態か。

病気だと認めてしまうと本当に病気になってしまう。
特に風邪っぽいなと思ったら、それ以上は気にしないようにしないと、熱が出た、なんかだるい、喉が痛い、と悪化していく。だから改善策を考える前に、極力病気だと認めたがらないというのがウチの悪いクセ。嫌いなんだよね、病院。治療は薬か・・・。

リズムは生理に関係してるところが大きいんだと思う。
今回は仕事の道が開けたところが要因として大きかったんじゃなかろうか。
この状態が続けばたぶん、再来週の頭くらいには凹み始める気がする。


躁鬱病に当てはまる項目が多くて思わず笑ってしまって、
同僚のあんちゃんにウチ躁鬱っぽいわーと言ったらば、
最近彼氏と会ってる?なんて答え。

ああそうか、2週間あいている。3週目に入ったか。
そんなに経ってないじゃないか。

別の同僚の名前を挙げて、一発やっとけば?とかいう提案は蹴り倒してやった。この間はリアルバスト占いの歌を見せたら興奮して、上司が帰った後で、また見たい!とか言い出す始末。ウチ含めた4人で鑑賞会。何やってんだ。
でもこの人の彼女は、だいぶ前に事故で意識が戻らない。今はどうなっただろう。


先日、車中のFMを何気なく聴いていたらSPEEDの「WHITE LOVE」が流れた。
あー古い曲になったねーとか、そんな時期だねーとか思っていたのに、
なんだかわけがわからないうちに泣いていた。


素直になれれば一番いいのに。

08:31 PM | COMMENT (3) | TRACKBACK

2005.01.23

得るものと失うもの[93日目]

人間は何かしら犠牲にしないと生きていけないんだよ、
とは親父殿の言葉。

正直なところ、逃げるための口実なんじゃないかと思っていたけれど、
確かに考えてみれば色々と失ってしまっているところが多いかもしれない。


ここ数日、仕事が楽しくてしょうがない。

というのも、こうしたいと思うビジョンが非常に明確で、
まっすぐの道が見えるから。
ビジョンと言うよりは自分のやるべきこととやりたいことが一致している状態。
具体的にはサイトのGUIに関するデザインなんだけどね。

モチベーションも高くナチュラルハイな状態が続いて、
夜もあまり眠れないような状態。
布団に入りながらページの構成や機能を考えると、
それこそ泉が湧くようにあとからあとから湧いてきて、
これまた入眠の妨げになってくれる。

それだけに、会社に残っている時間はしっかり長くなり、
朝は遅刻寸前で出社してたりするけれど。
幸か不幸か目覚めは良いので、そこからまたすぐ席に張り付いている。

朝は朝で食べる時間もない。
昼は少しだけ食べるけれど、お昼休みがもったいない。
夜だけは深夜まで持たせるためにそれなりに食べるけれど。
煙草は吸わなくなったから、休憩はトイレくらい。
飲み物もあまり飲まないから、そのトイレの回数も数回程度。
根が生えている。


仕事は楽しい。
ものづくりが楽しい。

けれど、そういうときには大抵、ひとづくりを崩している。
ついでに自分自身も崩しているのかもしれない。
それを後で気づくんだ。
ああ、なんだかこういうところは父親に似ているのかもしれない。

こんなに調子のいい時って滅多にないから、私は仕事をしたいのだ。
作業自体がオーバーワークだからこそ、最優先にして行ないたい。
いつ他の仕事が入ってくるのがわからない状態だから、できるときにやってしまいたい。
それは自分のわがままなんだろうか。


仕事への中毒症状が出ると、心のどこかが麻痺するようで、
なんだか自分ひとりで生きている気がしてならない。
そんなことはないんだと知っているけれどわかっていない。

そんな状態です。嗚呼。

08:48 PM | COMMENT (0) | TRACKBACK

2005.01.06

今年の抱負をここに誓おう[76日目]

そういえば決意表明してなかった。
公衆の場で誓っておきたい事を言っておくのは、
自分の戒めになるから良いことだろう。

年始に一悶着あったおかげで、ちゃんと親の事も考える事ができた。
結婚もきっかけとして、ちゃんと自己改革せねばな。


一に、素直になること。

人の言う事に「でも」とか「だって」とか「それは」とか言わない。
まず飲み込んでみよう。そして相手の言っている意味を考えよう。
そう考えると、ずっと言い訳ばかりしながら生きてきた気がする。
ずっと何をやってきたのかと言われたけれど、
気づくのが少し遅かっただけだよね。まだ間に合うかな。

二に、人を思い遣ること。

思いやりってなんだか軽いけれど、字を改めて見てみれば、
「思い」を「遣る」と書く。
相手に気持ちを送って、相手の考えを自分で考えてみること。
親の気持ちを考えるのに数日間かかってしまった自分だから、
瞬時に思い遣る事って相当難しい事かもしれないけれど、
それが性格になるまで気をつけてみるかな。
こうやって考えてみると、一も二も似たところがあるかも。

ウチはずっとマイペースで来てるけれど、
もう少し他人の目を気にする必要があるってこったな。


帰り際に営業の人と話をしていて、そこでもまた気づかされた事がある。
とある案件の見積もりについて、更新作業にかかる金額の話題。
製造業だからちょくちょく更新するような内容はないけれど、
採用情報とかISOのあたりとか、不定期な更新内容はなくはない。
営業さんは、
更新用のシステムを作り、好きなときに更新させれば良いんじゃないかと言う。
ウチは、
それはメンドクサイしかなり高くなるから、都度更新の方が安く済むし簡単だと言った。

まあどちらにしてもお客さんの選択によるのだけれど、
営業さんから出た言葉は「それはこちらの言い分でしょ」と。
そういえば前の案件でお客さんからも言われた記憶がある。

この辺からも、やはり自分を見直していかなきゃなと思う所存です。
気を抜いてる時間を少しずつ減らしていけばいい話。
そうすれば、仕事とプライベートにもメリハリが出るんじゃなかろうか。

08:57 PM | COMMENT (3) | TRACKBACK

2005.01.04

年明け早々の逃走癖[74日目]

現在も中越大震災の復興で大変な人も多いし、
スマトラ島沖の地震で苦しんでいる人はたくさんいるだろうから、
正月ムードもそんなに盛り上がっていいものかと躊躇もあるのだけれど、
でも、無事に年を明ける事ができたのはめでたいことだ。

家を新築して1時間後に全壊してしまった人もいる。
新婚旅行で津波に飲まれてしまった人もいる。
そして、わざと死刑を望むような人もいる。

そんな中、自分はとても幸福な正月を迎えられたというのに、
実家を発つとき、親子の縁を切られかけている。
携帯へのメールには「絶縁状と受け取ってもいい」とかかれていた。

きっかけは、ウチが親心を理解していなかった事。
小言を言われつづけて早26年目。正直五月蝿いよと。
母親としては裏切られた気持ちでいっぱいだという。

こう、他人事のように思えてしまうのは、
イマイチ反省しきれていないからだと思う。
というか、何が悪いのかよくわからない。

怒りと呆れの混じったメールを受取った時は混乱して、
とにかく謝らなければと思った。
謝ろうとしたつもりが謝ってももう信じられないと斬られる。
ああそうか、要らない人間なのかと思ったら、あとはもう、崩れるだけ。
彼氏の家にいたから今こうしているけれど、あのときひとりだけだったなら、
たぶん今ごろ新聞の片隅でニュースになっていたのかも。
それくらい、死を本気で考えた。

ちょうどクリスマスのあたりからPMSのケがあって、
精神的にひどく不安定になっている事もあるんだと思う。
今も状況をしっかり把握できていないのは、そのせいもあるのだろうか。

今朝も仕事始めだというのに、仕事する気がさっぱり起きなくて、
結局、早いうちに電話を入れて午前休みをもらった。
不思議なくらい、身体が動かない。
ああ、これがウツ状態なのかとか冷静に思ったりもした。
実際会社に行けばあっという間の1日だったけれど。

親の言い分に対する自分の言動が責任転嫁なのだということは、
頭ではわかっているのだけれど、じゃあどうしたらいいのかまで考えが回らない。
そういうところがどうしても気に入らないらしい。
気に入らないんじゃなくて、直してやりたい、か。
なんでウチも、こういう考え方するかな。

ひとまずは日曜日に実家に行く予定があるから、そのときに手土産を持っていこう。
気持ちは形だと教えてくれたのも母親だから。


ちなみに、PMS(月経前症候群)については
お月さまのごきげん http://homepage2.nifty.com/maika_/ が
とても参考になります。
以前、彼氏が印刷して渡してくれました。相変わらず粋な事してくれます。

08:26 PM | COMMENT (0) | TRACKBACK

2004.12.14

血は繋がってるけど縁は切れたんだから。[53日目]

先日、うちの両親と彼氏の両親が会う事になり、うちら2人も同席し、
6人で実家の狭い部屋にて顔合わせ。
地震でのびてしまったけれど、雪も降らない、天気の良い日で本当に良かった。

ウチはその前日の土曜日に帰り、
母親と話をする中で言われたのが上の言葉。

顔合わせの日はウチが父親に電話して、空いている日を言ってもらい、
それを母親に伝えて休みを調節してもらうような段取り。
だからなんの疑いもなくその日を迎えたわけだけれど、
母親はどうにも悶々としていたようだ。本当に来るとは思えない、と。


母は父の事を「お父さん」とは呼ばない。
いつ頃から苗字+さん付けで呼ぶようになったのか覚えていないけれど、
それでも自分にしてみれば父親以外の誰でもない。
もうひとりのお父さんを知りたいとメールを打ったときも、
向こうではおじさん、と言う感じ。父親はひとりだけと言われた。
お父さんは離れていてもお父さんなんだな、そう思っていた。


けれど、「父親ではあるけれど家族ではない」というのが現実。
悲しさを通り越して、存在そのものが薄くなった感じ。
人が死ぬ時に似ているかもしれない。

仲のいいところしか見てこなかったから、やっと気づいたことだ。
そういう点に於いて母親はよく頑張ってきたものだと思う。
母子家庭になっても父親の事を良く言う家庭は、
子どもが父親を尊敬する傾向にあるというのをどこかで見たことがある。


おまえももう大人なんだからわかるよね、と言われ、
離婚の経緯や相手の性格、自分のやってきたことを洗いざらい話してくれた。
話が落ち着いたときにはすでに深夜1時。
複雑な気分で当日を迎える事となる。


約束の時間の30分前。1台の車が家の前に停まる。
普段着と言えば普段着・・・なんだろうか。
ワイシャツに、ちょっと色褪せてしおれた感じのスーツ。
とっても「らしい」格好をして現れたその人を見るのは何年ぶりだろう。
白髪の数が更に増えていて、どっちかと言うと銀髪だ。お父さんに間違いなかった。

先に上がっていくつか話をする。
彼氏と両親が来る前に聞いておきたかったことがあったから。
「結婚式、来れる?」
我ながら他人相手の聞き方だと思いながらも、言葉を紡ぐ。
泣きそうになるときは単語しか話せなくなるけど、ここで泣くわけにはいかない。
答えを待たされたら拷問だっただろうけど、そこはさすがに父親だ。
「いや、行けない」とあっさりした即答が。
個人としてつきあう事はできても、家族としては無理だからと。
前日に仕方がないという答えを持っていたおかげですぐに納得できた。

俺にはその資格はないからなんて謙遜する人じゃない。
無理なものは無理だときっぱりと言う人なんだ。
ウチはこの人のこういうところが好きなんだ。


彼氏の両親が来て話をしている間もみんなで笑ったり話し込んだり、
パソコンは老人こそ使わなきゃ!と声高に言いつつも、
携帯はらくらくホン。しかもメールができなかったりするお茶目さ。

母親が、この場で言うべき事ではなかった事を多少言ったなと思ったけれど、本人としてはあの場でどうしても言っておきたかったんだろうな。言わずにしこりを残すよりいいだろ、きっと。
この日の意気込みはテーブルに所狭しと並べられたケーキやりんごやお菓子に現れているあたり、本当に嬉しかったんだと思う。

話題は専ら地震のことばかりだったけれど、互いの無事を喜び合って。普段は喋らない彼氏のお父さんが饒舌に仕事の話をしているのを見たら微笑ましくて。仕事がらみでお互いの土地には行く事があるということで、うちのお父もまあよく喋る喋る。最後には彼氏と握手までしてくれて。

それを見たらもう随分吹っ切れた。
チャペルウェディングに特別思い入れがあったわけでもなかったんだけど、
お父さんと歩けないのは残念だなーとか、
お母さんと歩くのもアリかもしれないけどなんだかなーとか、
そんなことをもけもけ考えつつ、両親顔合わせはつつがなく済んだ。


父親は浮気をできない人だったから、こういう結果になった。
そこはとても彼氏と似ていて、ウチは母親に姿を重ねてしまいそうになる。
けれど、ウチは母親より聞き分けの良い女じゃない。

良いんだ。
ウチは両親の分まで幸せになってやるんだから。

05:17 PM | COMMENT (3) | TRACKBACK

2004.11.08

海色の琉球硝子[17日目]

先週末、1ヵ月ぶりに兄さんに会う事ができた。


その日は健康診断で、朝から始まるというので集合場所に行ったのだけれど、待たされること2時間弱。仕事も部屋の片付けも中途半端なまま出てきたけれど、まあ、そのままにしてきたのは自分のせいだしね。今は早く終わってくれればいいやー。

うん、血圧以外は問題なし。
3回くらい計られたので何かと思っていたら、「上、100ないですね~」って、それを確認されていたらしい。ここのところ朝もちゃんと起きれるし、低血圧ってあまり気にならないんだけどな?立ちくらみは起こしやすいけれど。
問診の先生が去年のおじいちゃん先生よりも多少(5つくらい?)若いおじいちゃん先生だったので、多少は違う事を言ってくれたのがおもしろかったな。「痩せてもいない太ってもいない痩せてもいない太ってもいない痩せ(略」もういいって。

まあ、健康なのはいいことだ。さくさくっと終わらしてさくさくっと帰る。

地震で会う事ができなくなって、それでも1週間で道路はつながって、人々は日常を思い出し始めている。まだまだ取り残されている人もいるけれど、時間というのは、何かをしていてもしていなくても過ぎていく。これから急速に冬に向かっていくけれど、まだまだ暖かく、なんだか久しぶりな気さえする秋の空。

会ったら何から話そうか。
ずっと色々考えていたけれど、「おかえりー」という声と、
自然な生活感に包まれて座っているその姿を見たら結局、
何も言えずにただ抱きついていた。

ちゃっちゃと外出する予定だったのにな。
なんだか腰が抜けたように動けなくなってしまった。
この人がいないと生きていけないなと、改めて感じた。

少し落ち着いたところで差し出してくれた沖縄のお土産は、
深い海の色をした、ガラスの指輪。

物欲はあまりない(と思う)のだけれど、前々から、指輪が欲しいと言っていた。
高いブランド品が欲しいわけじゃない。
それこそプルタブでもジュエルリングでもいいのだが、
いつも身につけていられるように、
そして「モノ」としての束縛の意味も込めて、指輪が欲しい、と。

もらったときはにやけ笑いが止まらなくて、なんか自分でもヤバイと思ったよ。
なんか彼女みたいだー

正直、アクセサリーはすぐ壊れてしまいそうで、
見るのは好きでも、気に入って買ったとしても、つけるのは滅多になかった。
友達から指輪をもらったことがあるけれど、結構ボロボロにしちゃったんだよなあ。
これは、女性らしい細やかな神経を鍛えるためにも良いのかもしれないね。

だから、どの指がどんな意味、ってのをおぼろげにしか覚えてなかったりして。
午前中は左手の薬指にはめて、少しゆるいから中指にして。
会社のオネエチャンに話を聞いたら、左手の薬指は結婚してるって意味だよと。ありゃ。
右手の薬指にはめるのは照れくさいから、中指にしておくことにしました。

たからものがまた1つ、増えました。

09:03 PM | COMMENT (3) | TRACKBACK

2004.10.26

いつも泣いてばかりで

ここ数日、夜寝ている間はほとんど夢を見ている。
今日はスキー場で雪崩れに会う夢と、実家に戻ってペットが他界する夢。
その前は…よく覚えていないけれど、切迫した気分だけが残っている。
テレビの影響なのか、瓦礫の山とかあったような。

昨日は土曜日の代休で、日月と実家に行って来ようかと思っていたんだけれど、結局道も閉ざされて現地でできることも何もなさそうで、だからといってなんだか普通の生活をしていてはいけないような気がしつつも、のんべんだらりといつも以上に腐っていた。
先日からPMSの気があったので、あまり良いとはいえない精神状態もあってか、非常食のつもりでパンを買いこんでは食い、食い疲れては寝て、数時間後に起きては食い、また昼寝して。

兄さんとはメールができるはずなんだけれど、会いたいと打ったところで手が止まる。しばらく画面を見つめて、全部消してから打ち直すが文章がまとまらないのですべてリセットして携帯を投げ出す。
状況は格段に良いと聞かされても、この目で見ていないことにはどうにもこうにも気が休まらない。道がふさがれているという現実は、予想以上に自分の心を締め付けていたようだ。

大丈夫かなと思いつつも、過食と惰眠を繰り返す。
何度目かに起きたところで、このままじゃいかんとやっとこさ。
ゼイタクついでに、泳ぎに行ってお風呂に浸かってくることにした。

4時ごろから1時間ほど泳いで、その足で銭湯に3時間。
身体を動かしたのと、ミストサウナでゆっくり呼吸したのが効いたのか、帰ってくるころにはだいぶ気分も良くなっていた。久しぶりに滅入っていたなあと思う。

部屋に着いて、思い出したようにメールが着信する。
母親と兄さんからだった。

共通して「もう準備万端。来るなら来い!って感じ」と言っていた。
思わず笑ってしまう。

猫達は余震に対して人間以上に敏感で、震えながらもなんとか過ごしている様子。
今は耐えるのみ、親からのメールにはそうあった。

兄さんからのメールは、状況報告と、そして。

「俺も両親も大丈夫だよ。お母さんも猫達も大丈夫。心配しすぎて体壊さないでな」

読んでいる間に世界が霞む。
被災地にいる彼から励まされる事になろうとは。
そして泣きながら「ありがとう」とメールを返した。

その後でキザな事やエロい事を言ったりもして、嬉しい反面寂しくもある。
わがままだなあと思いつつも、いつの間にか前を向いているからすごいもんだ。
久しぶりに泳いだにも関わらず、夜は酒を飲んでも寝るに寝れず、
悪い妄想にまた包まれて泣き寝入りしながら鬱陶しい朝を迎えるのだけれど。

それでも、生きていればいつか必ず何とかなるから。


よく、自分の生きている価値はなんだろうとか、
自分は生きているのも死んでしまうのも面倒臭いとか、
でも事故とかでラクに死んでしまえたらいいのにとか、
そういうことをぼんやりしながら思うことがあるのだけれど。
あのひどい揺れを体験した時にかじりついたのは、
紛れもなく生への執着だった。

生かされているのではなく、生きているのだな。

今日でようやっと整理がついた。
自分のやれることをやっていこう。

08:52 PM | COMMENT (5) | TRACKBACK

2004.10.15

子は親を選んで産まれると言う事

「産んでほしくて産まれたわけじゃない!」

親に向かって、そう言ったことのある人は少なくないはず。
今思えばなんてことを言ったもんだと思うのだけれど、
その一時は本当に、親のことが嫌で嫌で仕方なかったんだよね。
それで、そんなことを言ってしまった事が、ある。


けれど実は、子どもは親を選んで産まれて来るのかもという話を、
先日高速バスでお隣になったおばさんから聞いた。

3歳を控えたお子さんをお持ちの方や、身近にそんな子がいる方。
彼らが寝起きの時にちょくちょく聞いてみてください。

  「○○ちゃん、どこからきたの?」と。

語力があれば答えます。

  「うんとね、うみからきたの。」
  「まっくらなところから、ひかっているところにいったの。」

聞けばすぐ答えるわけじゃないみたいなんで、
ちょくちょく聞いてみるといいかも。
総じて、宇宙を連想させるようなことを答えるようです。

孫が2人いるそのおばさんの、実話のようです。
興味深く話を聞きました。魂の世界の話かもしれないね、と。
一緒に誰かいた?と聞くと、近所の同じ歳の子の名前を挙げる。
弟はいた?と聞くと、いない、と答えるというのも面白い話。


輪廻転生。

宗教じみた話になってしまうかもしれないけれど、
精神世界の話に興味を持っている自分は、これは面白い題材だと思う。
聞いて、へ~というのが楽しいので、本とかはあまり読まないんだけど。

前世とか後世とか。
有名な人物である必要はないし、人間でなくたって別にいいと思う。
今があるんだし。今が楽しいしね。

「袖振り合うも他生の縁」という言葉が好きだ。
どこかしらで縁があったから、こうやってお話できたんでしょうね~と、
おだやかな関西弁の混じるおばさんと笑い合う。

そして、また1つ面白い話を聞いた。


親を大事にしなさいと。先方(彼氏)の親も大事にしなさいと。
きっと先祖を敬う心と一緒(今の自分がいるのは親のおかげ)なのかな。

ウチがよう思うのは、いい人に巡り会えたと思えるのは、
その親がその人を「いいと思える人」に育て上げたから。
だから、めさ感謝だわぁと心から思う。

でもやっぱり、他人は他人。かしこまってしまうのはあるんだよね。
親しき中にも礼儀ありとは言うけれど、その礼儀が仰々しい感じ。
そんなことを見透かされたのか、おばさんは言った。

  「わたしらにも縁があったように、あなたと向こうのご両親は、
   別の世界で本当の親子同士だったのかもしれないわね」と。

兄さんに言ったら笑われたのだけれど、ウチはこれを聞いたときに、
ストンと心に入ってしまった。強い縁なんだろうなと。

だから神様仏様ドラえもん様を敬えとかいうのではなくてね。
違う世界でそういう関係があったのなら、
今がこういう状態になっててもおかしくないかな、というか。


兄さんと会えたときも、赤い糸ってあるのかも!?とか本気で思ったし、
ネットですれ違うのも何らかの縁があったんじゃないかって思うし。
人って面白いなあと、改めて考えさせられる日でした。

12:38 AM | COMMENT (0) | TRACKBACK