2005.04.21

大事な裏方

この間起こった防空壕での事件。

気持ちがわかるだけにひどく辛かった。


小学生の頃、仲のいい男女5人くらいで近くの山林に遊びに行っていた。
「ドラゴン探検隊」なんて、名前をつけて。
山好きの父親のサーチライト(頭につけるライト)を持って、
枝を手にして入ったことのある洞窟。
後で聞いた話によれば、それは防空壕だったらしい。
それほど深い穴ではなくて、十メートルちょっとで行き止まり。
子どもだったウチらにとってみれば、
それだけでもう、スペクタクルなアドベンチャー。
じめじめしていて、先には落とし穴があるんじゃないかと、
ドキドキしながらもワクワクしていた。

身長の低かったウチでも腰を曲げなければならない狭さだったから、
松明を持って、なんてことはできなかったけれど、
もう少し広かったら、燃える物を持って行っただろう。

大人がこういう場所を危険視しなければならないのもわかるけれど、
子どもがそれを知ることは、夢をひとつ壊すのと同じくらいなんじゃないだろうか。
危ないからやめなさい、ではなくて、
転んだら自分で起きろ、くらいの強さを求めたい。
何かあってからじゃ遅いというけれど、そういう偶然の中で生きてきたはずだ。

子どもは好きでないのに、なんで教育大学に入ったのか、
自分でもよくわからなかったんだけれども。
ウチは教師になりたいんじゃなくて、親になりたいんだな。
自分の子どもの母親もまあそうだけど、
地域のおばちゃん、の方が似合ってるかもしれない。
やっぱり大人が守っていかなければならないところは大きいから。

守るのは、子どもの夢。

そう、サンタさんみたいな、ね。

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