2005.04.26
ひっくり返った電車[185日目]
おもちゃの電車がひっくり返るみたいだった。
現実感のない、奥さんの言葉。
いつものように家を出て、いつもの生活をするはずだったのに。
悲しみさえ通り越したおばさんの言葉。
テレビには学生からお年寄りまでの年齢が表示されて、胸が苦しくなった。
死はそのモノに与えられた「寿命」だと考える所のあるウチだけれど、それで済まされるものだろうか。
夜を徹して救出作業をする隊員のみなさんに、
まだ電車の中に取り残されている乗客のみなさんに、
がんばってほしい。負けないでほしい。
最近多い地震のように、天災は仕方がないところがある。
けれど、人災は救いようがない。
怒りの矛先の向きがある程度決まってくるから、どうなることだろう。
ニュースを見ながら、運転手とその家族のことが気になった。
下手をすれば殺人とも読み取れてしまう今回の事故、
責任をとって取りきれるものではないだろう。
鬱状態にあったかもしれない運転手。
一部ではすでに亡くなっているのではという噂もあるけれど、
彼にとってはそのほうが幸せなのかもしれない。
とても、やるせない。
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