2004.11.01

現地ボラレポート(2) [9日目]

想いとは違う結果になるけれど、ボランティアでいただく事になった。
残ったものは本部に持ち帰って、休憩時のおやつとなってくれるだろうか。

山積みになった毛布やらマットレスやら。これでもきっと、まだまだ足りない。

午前中に来るはずの物資がこないため、手持ち無沙汰な時間を過ごす。個人行動はもちろんできないし、避難所から離れているため、別の仕事を手伝う事もできない。いかんともし難い状況で、えびせんをかじる。かじりながら、北海道から応援に来たと言うボランティアセンターの方に話を聞いた。

現地のペットの状況は、どうですかね?と。

その方は物資の担当のため、外部の状況はほとんど入ってこないけどという前置きで、「連れてこれたのは数匹で、それも避難所によってまちまち」「山古志村のあたりで鎖を解いてやった犬は大丈夫なんじゃないかな」「おととい一時的に帰ったみたいだね」と話してくれた。

(ネットのことは伏せて)受け入れ態勢の話をしたら、そういう体勢になっていれば良かったんだけどね、と返って来た。

時すでに遅し。・・・これが現実だった。


追記に行く前にリンク張っておきます。

2chボラ - ペット
http://eq2.maido3.com/pukiwiki.php?%A5%DA%A5%C3%A5%C8

災害と動物掲示板(獣医師広報板内)
http://www.vets.ne.jp/bbs/f_0700.html

平成16年新潟県中越地震 被災動物の支援活動について
http://saigai.pref.niigata.jp/content/jishin/doubutsu3.html

動物保護管理センター別動物保護状況
http://www2.pref.niigata.jp/niigata/Webkeiji.nsf/044...

山古志村に残された犬ねこ等の救援について
http://www2.pref.niigata.jp/niigata/Webkeiji.nsf/044...

バスを降りてからずっと、ネットのことを口にできるような雰囲気ではなかったし、そうでなくともペットたちはすでに、生きるか死ぬかを自らで選ばざるを得ないような状態なのではなかろうか。この一週間を生き延びた子らはきっと生き延びる事ができるかもしれないけれど、そうでない者は容赦ない暗闇が待っている。

今かじっているえびせんを、分けてあげる事ができたらいいのに。そう思ったら涙が出そうになったので、ボラセンの人に軽く挨拶し、その場を立った。
昼食の時に、落ちたえびせんのカケラを一生懸命運んでいるアリをみつけた。ひきずるようになんとかなんとか運んでいた彼は、無事巣に持っていくことができただろうか。

お昼の時間が過ぎても待つ以外することもなく、お昼寝タイムなんぞになって数分後、トラックが続々とやってきた。午前中に来てくださいよ!というボラセンの方の言葉が、みんなの心境を代弁してくれただろう。毛布に敷きマットから始まり、羽毛布団(300と言われたのに615だった)に衣料品のダンボール(ナイスユニクロ。泣笑したよこの量は)等を運び、分けて、数を記録する。

なんとか時間内に作業を終わらせ、達成感よりも疲労の色濃く帰途に着く。

ペットの受け入れサイトは、今回のためにつくるのは、あまりにもリスクが大きすぎると考えました。更に、一番危惧していた需要の面が非常に頼りない。
本当は何とかしてあげたかったけれど、次回の教訓として、しっかり練り上げる事が必要と判断するに至りました。

置いていかれたペットたちは、帰ってこない主人を声が枯れるまで呼びつづけたかもしれません。何も言わずにうろうろして、ずっと待っていたかもしれません。そして、寒さと飢えと渇きの限界を迎えてしまったペットたちも多いはず。苦しかっただろうに…。
ペットだけでなく、牛や鯉とともに死に場を決めた方すらいたかもしれません。ウチももしかしたら、猫達と心中していた可能性だって高い。身を裂かれる思いで避難所に来た方も居るはず。

ひどく、ひどく無念です…。
亡くなったペットたちの冥福を祈ります。せめて、安らかに。


インターネットが災害で大活躍し始めたのはやっと最近の事。彼らの思いを無駄にしないためにも、災害時のネットのあり方を今一度じっくり考える必要があります。ウチの会社でも、災害用サイトの立ち上げを企画する話に。そしてそれはウチの手に委ねられている。

一番大切なことは、この思いを忘れない事。
だからできることを少しでも行動していきたい。


某ブログの管理人さんと話をさせてもらったときに、本当に頑張っていると感じた。色んな壁が立ちはだかっている中で、まず行動しよう!ということを見せてくれている人だと思う。決して一番の功績を出しているわけではないかもしれないけれど、この勢いの良さに元気をもらっている人は多いはずだ。そしてまだその勢いは衰えない。

自分は何ができるのか、もう一度、冷静に考えよう。
物資を運ぶだけ?お金を払うだけ?・・・いや、もっと面白いことができるんじゃないだろうか。楽しくなければ続かないのだ。

ペットの受け入れ企画は倒れてしまったけれど、
現地からのブログ集めと、あと、現地に歌を運びたい企画を進めたい。
なんでもやってみんばわからんがっけに。

19:08 | COMMENT (5) | TRACKBACK (0)

TB & COMMENT

こんにちは。こちらに書かせていただくのは初めてですね。

長文のコメントを書いたのですが削除しました。どうもまとまりませんね。

文章とても心に響きました。被災していない立場ではどうしても甘い考えというのは捨てられないと思いますが、少しでも被災者のお役に立てればという思いを再確認できました。ありがとうございました。

FROM Daa : November 1, 2004 07:57 PM

コメントありがとうございます。文章がまとまらなくて申し訳ないです(^^;
ホント勢いばかりの人間だなあと思ってしまうのですが、それでココロが伝わるのなら、長所と考えてもいいかなとも。

転んでしまいましたがタダでは起きません。
役に立つということを第一目標に、自己満足で終わらない事を第二目標に、行動してみます。

FROM ひ@用務員 : November 1, 2004 08:46 PM

>置いていかれたペットたちは・・・
というくだりに涙がでました。
どんなに怖くて寂しくて辛かったでしょうね・・・
えびせんをあげたかったといその優しいお気持ち、ペットたちに届いているはず(><)

FROM ふうさん : November 1, 2004 10:20 PM

自分も犬猫飼ってるので・・・
今日TVに写った犬猫は元気そうでした。
ほんと一緒にいられるようにしたいですよね・・・。

FROM chaki : November 2, 2004 01:12 AM

>ふうさん
ありがとうございます。ひとりでも多くのペットたちが無事でいる事を祈るばかりです。
でも、ペットたちに気持ちが届いているはず、で終わっちゃいけないんですよね。これを教訓にして次のステップにしないことには、ただの自己満足で終わってしまいます。
やらなきゃって気持ちばかり先行していましたが、事態が起きてからは、冷静になって慎重に物事を進める必要があること、
そして事が起きる前にやらなくてはいけないことがあるんだということを再確認しました。

>chakiさん
コメントありがとうございます。
ウチの実家の猫達も本当に心配しましたが、幸いな事に無事でした。揺れには過敏に反応するかもしれないのですが、それでも少しずつ余裕が出てきたようです。
日ごろの飼主の責任が問われるなと感じました。ペットとして可愛がるだけではなくて、彼らの生きる力を失わないように、そして人間と共存できるようにしつけて行くことも大事だと。
もし万が一別れてしまうことがあっても、生きていれば必ず会えますから!

FROM ひ@用務員 : November 2, 2004 12:21 PM

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